月に一度開催している茶の湯ワークショップでの事。
11月のお菓子は亥の子餅。先生が京都からお取り寄せしてくださいました。私は一つ一つ梱包されていているそのお菓子を銘々皿に盛って準備していると隣で先生が、「あ、そのお粉は払ってお出しした方が良いですねぇ」と仰る。よく見ると亥の子餅の表面にうっすらと白い上新粉かな?が振られています。この粉が口につくのを避けるために払うのだ。些細な事でもちょっと気になったらそこに神経がいってしまってせっかくの雰囲気が一瞬でもとられるのを防ぐためなんでしょうね。なんてきめ細やかないき届いたおもてなしの心なんだろう。改めて客人をもてなすことを学べました。
先生お取り寄せの亥の子餅はこちら。